イルチブレインヨガの「自分の体と遊ぶ」マグネティック瞑想
私は、IT機器のオピニオンリーダーだ。仕事柄というのは言い訳かもしれないが、スマートフォン、タブレットPCなどのIT機器に関心が多く、新製品が出ると必ずチェックする。ほとんどの業務をパソコンで行うのはもちろん、通勤時間や仕事の合間にもスマートフォンのアプリを活用したり、タブレットPCで電子書籍を見ている。一日中、もっとも多くの時間を私と過ごすのがIT機器だ。
IT機器を業務に積極的に活用し、短時間で簡単に多くの仕事をこなせるようになった。しかし、これに伴う副作用も少なくはなかった。多くの時間を画面に集中すると目の動きが悪くなって充血しやすくなった。それだけでなく、長時間パソコンを使うため、ストレートネックになり、首や肩の痛みも慢性になった。マウスにスマートフォンまで加わり、手首がしびれたり、凝ることが多かった。このように体から異常信号がくる度に、手でもんでみたり、叩いたり、瞑想もしましたが、集中できず、少しの間消えていた痛みもまたすぐに感じられた。
そんな中、偶然に磁石を活用した瞑想法というマグネティック・メディテーションをすすめられた。磁石といえば学生時代、科学の時間にN極とS極を学ぶ道具、あるいは冷蔵庫にメモをつける道具程度に考えていたが、その磁石で瞑想をするなんて、少し怪訝に思った。ところが!マグネティック瞑想を体験してみると、「もっと早く知りたかった」と思うほどだった。
マグネティック瞑想の最大の長所を私なりに説明してみると、瞑想の深さと強度、速度にあると思う。この効果は初めて瞑想をする初心者でも、ある程度瞑想に慣れた人たちにも有益だ。磁石がなくても瞑想はできるが、磁石を活用すれば、磁石そのものの磁力、その本来のエネルギーを感じながら早く易しく集中できる。瞑想の初心者にとって最も困難なのは、雑念を払って集中することだが、マグネティック瞑想は磁石自体のエネルギーがあるので、簡単に意識を集める(集中する)ことができる。だから、初心者にはこの上なく良い方法だ。
これだけではない。瞑想を長く行なってきた人たちには、より深い瞑想状態に導いてくれる。かなり長いあいだ、瞑想を行なっていたと自負する私としても磁石なしでまれに経験した、とても深い意識状態とエネルギー状態をマグネティック瞑想で簡単に体験することができた。
マグネティック瞑想をしながら生じた私の生活の最も大きな変化は、IT機器ばかりだった生活の中の友だちがもうひとつ増えたことだ。どこへ行くときも手に磁石を握っている。手に磁石を持ってエネルギーを感じ、足は大地を踏みしめてエネルギーを感じる。エネルギー循環がよくなるので、全身から気持ちよい熱が感じられる。少し歩いても汗が出るほどだ。最近は、磁石を持ってバウメディテーションもしている。磁石が作る強力な磁場と私の体のエネルギー場が出会って、難なく103回をこなせる。
近頃の人々は、自分自身と遊ぶ方法をよく知らない。瞑想に関心の多い私もIT機器と遊ぶのがもっと面白かった。瞑想は自分自身とよく遊ぶ方法を会得することだと言われている。実はこれまでは、瞑想を行いながらも、この言葉を完全に体験することはできていなかったようだ。しかし、磁石を使ってマグネティック瞑想をしたあとは、自分の体と遊ぶということが、どれほど面白く、興味深いものなのか、完全に経験している。私がそうだったように、より多くの人がマグネティック瞑想を通じて自分自身と遊ぶ、瞑想の真の楽しさに気付くことを望む。
(40歳 男性 会社員)